日本の暦シリーズ1 「二日灸」

最近、暦に関する記述をシリーズ化しようと目論んでいます。
じつはシリーズ化すると、ちょっと書くのが楽になるんです(笑)
ゼロから考えるよりは、ということですけどね。
ということで、暦シリーズ第1弾の「二日灸」です。
 
 

1.二日灸とは?

今日は「二日灸」という日です。
これは旧暦の二月二日または八月二日にすえる(お灸は「すえる」といいます)灸のことで、
この日に灸をすえると効果が倍になって無病息災で暮らせる、というお得な日なんです。
 
お灸のことは関西では「やいと」ともいうので「ふつかやい」、
二月は別名「如月(きさらぎ)」ともよばれるので「如月灸(きさらぎきゅう)」ともいいます。
 
旧暦(太陰太陽暦)と新暦(太陽暦)にはズレがあるので書いておくと、
今年(2018年)の場合、旧暦の二月二日は3月18日(日)で、八月二日は9月11日(火)になります。
新暦か旧暦か、どちらにすえるか迷うところではありますが……。
 
 

2.なぜこの日なのか?

どうしてこの日になったのかは、いくら調べてみても定かではありません。
 
二月はこれから農作業が始まる時期だし、八月は収穫が始まる時期
どちらも体調を整えておく必要があるということかもしれません。
または、農事が始まる前の「厄除け」かもしれません。
 
でもかなり前から暦に組み入れられていたことだけは確かなようです。
だから、やってみましょうよ!
 
 
 

3.どこにすえるか?

また、どこにすえるかも特には決まっていないようです。
 
もちろん東洋医学的にいえば、その人の体調に合わせてツボを選ぶべきだ、ということになります。
健康長寿という意味でいちばん先に思いつくのは、あの有名な足三里というツボでしょうか?
 
ところで最近は煙の少ないものや熱くないお灸などもありますし、
お灸女子」などといってお灸好きの女子も増えているようなので、
まだお灸をすえたことがない方は、この機会に是非すえてみましょう!
 
 
もっとも東洋医学の本家本元でもある中国の実情は、
お灸といえば「棒灸」といって筒状に紙で包んだ艾(もぐさ)に火をつけて皮膚から離して温めるだけなので、
悪さをしてお灸をすえられたとしても「温かくて気持ちいいだけ」、という始末ですけどね(笑)
 
 

4.季語にもなっています

じつはこの二日灸、俳句の季語にもなっていて「二日灸」とか「春の灸」として春をあらわします
この季語を使った代表的な句に次のようなものがあります。

かくれ家や猫にもすゑる二日灸(一茶)

死はいやぞ其きさらぎの二日灸(正岡子規)

 
ちなみに我が家の愛犬RYU君は犬なのにかなり寒がりでお灸が大好きなので、
二日灸でもすえてあげようかなぁ、なんて思っています(笑)
 
そうそう、明後日の二月四日は暦のなかでも重要な四立のひとつ立春です。
正確にいうとこの日からが新年になるので、
この日を期して何かを決心したり始めたりするのもいいかもしれないですね
 
正月の浮ついた気分も収まっているので、新たな一年に思いを馳せるのもよし、
なにはともあれカラダが資本ですから「今年はカラダにイイことをしよう!」
なんていう目標を立ててみるのもよし。
 
では改めまして「あけましておめでとうございます」。
 
 

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