ほんとうの健康を自分自身の手でつかむための養生の基本 「呼吸」その1

今回からいろいろな「養生法」について書いてみようと思っています!
まず第1回目のシリーズは「呼吸」。
 
こんな息苦しい世の中だからこそ、正しい呼吸を身につけ、丈夫なカラダになって、シッカリと生き抜こう!
ということで、東洋医学的にみてもとても大切な呼吸について、じっくり数回に分けてお送りする予定です。
養生の基本「呼吸」についてです。
 
まずは「なぜ呼吸法が大切なのか?」ということから始めていきましょう。
 

1)西洋医学的にみて、呼吸が大切な理由

自律神経」ってよく聞く言葉ですよね。
これって簡単に言ったらどういうことか知っていますか?
 
意志とはかかわりなく、カラダの機能を正常に保つために働いている神経」のことなんです。
と言っても、なんだかよく分からないですね。
 
例を挙げて説明すると、心臓や胃腸などは休みなく自分の意志に関係なく働いていますよね。
心臓の拍動を「エイッ」って止めることはできないし、胃腸の消化を「ちょっと疲れたなぁ」なんて止めることもできません。
こういうことをコントロールしているのが自律神経なんです。
 
この自律神経、交感神経と副交感神経という2つの相反する働きをする神経から成り立っています。
交感神経の方は、活動とか緊張とかストレスといった状態にあるとき、特に昼間に優位になるんです。
一方、副交感神経の方は、休息とかリラックス状態にあるとき、特に夜間や睡眠中に優位になるんです。
 
この2つの神経のバランスは、無意識のうちに行われています。
でもバランスが乱れて、どちらか一方だけが優位な状態が長く続くと、
いわゆる自律神経失調症という病気になります。
症状としては、倦怠感や不眠、動悸や頭痛、不整脈、食欲低下などです。
 
 
ところで私たちの呼吸について考えてみましょう。
みなさん、普段はほとんど意識しないで呼吸していますよね。
ですけども、呼吸の速さや回数を意識的にコントロールすることもできるはずです。
もちろん、まったく止めてしまうことはできません。
そんなことをしたら、死んでしまうからです。
 
じつは、この無意識に行っている呼吸を意識的にコントロールすることで、
交感神経と副交感神経のバランスをとることが可能になるというんです。
 
呼気のときは副交感神経が優位になりますし、吸気のときは交感神経が優位になります。
息を吐くとリラックスし、息を吸うと緊張するでしょう?
 
つまり、ほとんど無意識下で行われている自律神経のバランスを、意識的に操作できるのが呼吸なんです。
これが西洋医学的にみた、呼吸が大切な理由です。
 
 

2)東洋医学的にみて、呼吸が大切な理由

では東洋医学的に呼吸が大切な理由は何でしょう?
それをお話するには、呼吸ということについてもう少し東洋医学的な説明が必要になります。
 
鼻は呼吸器です。
これは西洋医学でも東洋医学でも変わりません。
一方、口は消化器です。
これも西洋医学でも東洋医学でも変わりません。
 
東洋医学的にみると、この鼻と口で何をしているかというと、
鼻は天の清らかな気をカラダに取り込んでいるし、
口は地の気(東洋では基本的な食べ物は地面にできるので)を取り込むところなんです。
 
つまり呼吸というのは、単に空気を取り込んでいるわけではなく、
天の気をカラダに取り込むという重要な役割があるということになります。
 
世界は天と地とその間にいる人でできているわけで、
この「天人地」という考え方もまた、東洋医学の基本です。
 
 
ですから、取り込む空気はできるだけ清らかな澄んだものである必要があると同時に、
その取り込み方である呼吸法も大切だということになるわけです。
 
この養生シリーズのはじめに取り上げた呼吸。
まだまだ続きますので、今回はこのあたりで。
 
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