東洋医学的日々雑感12「朝陽を浴びることがカラダにイイという東洋医学的な理由」

朝の冷え込みもだいぶ緩んで、散歩が気持ち良い季節になりました。
東洋医学の古典に書かれている春の過ごし方に「朝ゆったりと散歩するのがいい」とありますが、
今回は「朝陽を浴びることがカラダにイイ」ということについて東洋医学的に考えてみます。
陽気は目から出るというお話です。
 
 

1.体内時計と朝陽によるリセット


まずは西洋医学的なお話。
体内時計って知ってます?
サーカディアンリズムって言いますけれど、人間には体内時計があるっていうんですね。
 
これ以前は、ほぼ25時間になっていて1日とのズレが約1時間あると言われてて、
朝、太陽の光を浴びることでリセットされるとされていました。
ところが、最近の学説はちょっと変更になっているみたいです。
 
日本人の体内時計は平均で約24時間10分だと国立精神・神経医療研究センターの三島和夫先生が言っています。
しかも人によってかなり違いがあって、そんなに単純な問題ではないらしいです。
 
こちらの本に最新の知見をふまえた眠りの新常識が書かれています。
そうそう、ビックリしたのは「眠れなければ、絶対ベッドにいては駄目だ」というのが最新の不眠症治療だということ。
「眠れなくても横になっているだけで疲れが取れるから・・・」というのはいまでは間違った治療法のようです。
 
それと、太陽を浴びると13~15時間後に「睡眠ホルモン」と呼ばれるメラトニンが分泌されるので、
その結果として夜はぐっすり眠れるんだとか。
さらにメラトニンには抗酸化作用もあるので、アンチエイジングにもなるということです。
よく聞くのは、北欧では冬の日照時間が短いからメラトニン不足でうつ病になるという話。
 
日光浴、大切ですね。
 
 

2.陽気は目からでる?!


一方、東洋医学では面白いことを言っています。
 
約二千年以上前に書かれたとされる『霊枢』(『黄帝内経』のなかの一冊)には、
「平旦陰盡.陽気出於目」
(平旦に陰尽き、陽気は目より出ず)とあり、
朝陽が上ると陰が尽きて、陽気は目から出るということです。
 
つまり、朝起きて目を開けると、陽気がカラダをめぐり始めるということになります。
確かに、全身をめぐっている足の3本の陽の経脈は、すべて目が出発点になっているのです。
簡単に書くとと以下のようになります。

・足陽明胃経は目の下からカラダの前面を下がる
・足少陽胆経は目の外側からカラダの側面を下がる
・足太陽膀胱経は目の内側からカラダの後面を下がる


カラダのオモテの面を担っているのが陽の経脈なので、
前後左右を目から出た経脈が覆っている感じがわかると思います。
 
 
陽気というのはカラダを温める種類の気で、ある意味カラダを活性化させると考えていいですね。
ということは、目覚めて太陽光が目に入ることでカラダの活動スイッチが入るということになるわけで、これって東西両医学で同じことを言っているということではないでしょうか?
 
やはり朝は少しでもいいから朝陽を浴びながらゆったりと散歩をするのがイイようですね。
 

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