東洋医学的日々雑感14「いまさら聞けない断捨離、ミニマリズムについて東洋医学的に考えてみた!」 その2

モノを持たない暮らし、消費に振り回されない暮らしの提案として前回から書いている「断捨離」、「ミニマリズム」。
でも、もったいないからといってモノを捨てられない人って結構いますね。
そのあたりについても、少し考えてみました。
もちろん東洋医学的にみた断捨離についても書いています。
 
 

3.それじゃぁ「もったいない」でしょ!?


このようにモノを捨てることについて書いてくると、こんな言葉が聞こえてきそうです。
モノを捨てるなんて「もったいなくてできない」、と。
 
そうです、日本には「もったいない」という文化があるんです。
だとすると、「もったいない」と「断捨離」は矛盾するのか? という疑問が生まれてきます。
 
そこでまずは、「もったいない」という言葉の意味について調べてみました。
もったいないは「勿体無い」と書きます。「勿体」が「無い」ということなんです。
で、まずは「勿体」の意味。
 
もったい【勿体・物体】
 (物の本質の意)①重々しいさま、物々しいさま。②寛大なさま。(『広辞苑 』)
 
そこでこれを否定する「無い」がつくと、
 
もったいない【勿体無い】
 (物の本質を失する意)①神仏・貴人などに対して不都合である。不届きである。②畏れ多い。かたじけない。ありがたい。③むやみに費やすのが惜しい。(『広辞苑 』)
 
もともとは「不都合である」という意味で、これが転じて「畏れ多い」→「ありがたい」→「無駄に使うのが惜しい」という意味に変化していったということなんですね。
モノの本質を失うというのが原義
 
ならば本質を失わなければいいわけです。
つまりそのモノが有意義に存在あるいは使われてこそ、そのモノに意味があるわけです。
ムダに放置されていることは、本質を保っていることにはなりません。
 
だったら、家という空間を有意義に使うためにモノを整理したり捨てたりすることはイイことなのでは?
着られないでタンスの奥にしまわれているより、使ってくれる方に譲ったりした方がイイのでは?
そんなことを考えてしまいます。
 
ところでこの「もったいない」は、”MOTTAINAI“としていまや世界中で使われています。
環境分野で、そしてアフリカ人女性として初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性ワンガリ・マータイさんが、
2005年に来日した際に感銘を受けたのがこの「もったいない」という日本語でした。
マータイさんはこの美しい言葉を、環境を守る世界共通語である「MOTTAINAI」として広めることを提唱しました。
公式サイトにはこんなふうに書かれています。
 
・環境 3R + Respect = もったいない
 
つまり、Reduce(ゴミ削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)という環境活動の3Rに、
かけがえのない地球資源に対するRespect(尊敬の念)が込められている言葉が「もったいない」なのです。
 
こうしてスタートしたMOTTAINAIキャンペーンは、地球環境に負担をかけないライフスタイルを広め、
サスティナブル(持続可能)な循環型社会を目指す世界的な活動として展開しているんです。
 
モノに対するリスペクトは、とても大切なことですね!
 
 

4.ミニマリズムって?


では、「ミニマリズム」ってどんな考え方なのでしょうか?
最小限主義と訳されることもあります。
持ち物を最小限にして生きていこうということです。
 
これって、消費に振り回されて生きるのを止めるということなんです。
「モノを買うってストレス解消になる」とよく言われます。
そうすると、ストレス解消のために買われたモノの立場がないですよね(笑)
つまり、消費することが目的になっているってことです。
 
そもそもモノは必要だから買うのが本来の姿勢だと思うんですけど、
それとはちょっと違ってきているのが最近の消費なのかもしれません。
この消費に振り回されないように気をつけようとすると、
つまらないものを買わなくなります。
 
実際、最近の私は買い物にいっても安易にモノを買わなくなりました。
「これは自分に本当に必要か?」
「これは自分が本当に好きなものか?」
「これは本当に自分に似合うのか?」
と買う前に自問することで、後で後悔するような買わなくてもいいモノを買わなくなったんです。
 
最近読んだミニマリズムの本としては
より少ない生き方 ものを手放して豊かになる』(ジョシュア・ベッカー)とか、
捨てる 残す 譲る 好きなものだけに囲まれて生きる 』(フランシーヌ・ジェイ)などがあります。
 
ジョシュアさんは、本当に使っているモノを絞り込むことで、無駄なものな手放し、豊かになることを説いています。
気になる言葉をすこし挙げてみます。
 
・ミニマリズムのいいところは、ものが減ることではなく、豊かさが増えること
・ものが減れば、人生の目的がはっきりする、自分にとって大切なものが見えてくる
・片づけるときにわける3つの山は、1)取っておく2)家の中の別の場所に移す3)処分する
他人を変えることはできない、あなたが変えられるのは、その人との関わり方だけである
片づけたり、捨てたり、モノを減らすことだけではなく、人生についても考えさせられる本でした。
 
フランシーヌさんは、すべてのものを「捨てる、残す、譲る」に分類しなさいと薦めます。
好きなものに囲まれて身軽で優雅に暮らす」生活がイイと言います。
つまり、身の回りのモノは3つに分類「役に立つモノ、美しいモノ、思い入れのあるモノ」するわけです。
 
こんな内容が、最近のミニマリズムです。
実際にやり始めて感じたことは、モノを減らしていくことで
本当に大切なモノやコトは何かを考えるようになるというメリットです。
 
 

5.で、東洋医学的にはどうなの?


ミニマリズム、断捨離、それは東洋医学的に考えると、
養生の基本的な考え方につながるものだということがわかります。
 
つまり前回も少し書きましたが…
 ・カラダにとって不必要なものを入れない
 ・いまカラダにある不必要なものを捨てる
 ・(食べ)物への執着から自分自身を解放する
ということです。
 
食べたものがヒトのカラダをつくる」とは、よく言われる言葉です。
だとすると、 「健康にとってもっとも大切なことは食である」と言っても過言ではないでしょう。
 
そういう意味で、不必要なモノを食べないことが、まず大前提となります。
不要なものとは、砂糖の大量に入った食品、添加物の多い食品などですね。
 
次に、もし知らず知らずのうちに不必要なものがカラダにあるのを見つけたら、すぐに捨てるべきです。
たとえば余分な水分(=むくみ)や余計な脂肪などがそれです。
東洋医学的に言うと、血や水の流れ(つまり代謝)が悪くなるのを防ぐということですね。
 
もう少し考えてみると、そういう余分なものを取り込んでしまうもとになっているのは、モノへの執着心ですね。
つまり、仏教などの宗教でよく言われる「欲を捨てる」ということが大切です。
モノを持つと、他人の持っているモノと較べたくなったりして、そこに「見栄を張る」という感情が生まれてきたりもします。
 
そういう意味で、食べ物への執着心を捨て去ることが、まさに東洋医学的にみた断捨離ですね。
 「現代人のほとんどは食べ過ぎで病気になっている」と思います。
 
さあ、明日からカラダの「断捨離」を始めましょう!
 
 

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