東洋医学では病気の原因をどう考えるのか?(3)

知っておくと役に立つ東洋医学的な”病気の見かた” その6

東洋医学では病気の原因をどのようにとらえているのかについての3回目です。

 

発酵シリーズが続いていたので、ちょっとご無沙汰しました。

今回は外からの病気の原因の続きです。

 

ちょっと復習しますと、東洋医学では病気の原因を大きく3つに分けました。

外因、内因、不内外因でしたね。

前回はその中の外因の概略と、6つの邪気のひとつ目の「風邪」について学びました。

6つの邪気とは、風、寒、暑、湿、燥、火。

今回は2つめの「寒邪」についてです。

 

 

目次

1.病気の3つの原因

  1-1.三因について

  1-2.古典に書かれた病気の原因分類

  1-3.現在の中医学での考え方

2.外感病因とは?

  2-1.六淫(ろくいん)とは?

  2-2.六淫それぞれの特徴

   a.風邪

—————————————— 以上前回まで

   b.寒邪

——————————————- 以上今回

 

 

2-2.六淫それぞれの特徴

b.寒邪

寒邪というのは簡単にいうと「冷え」のことです。

東洋医学でいう病の原因としていちばん注意しなければならないのは、この冷えです。

諸悪の根源といってもいいのかもしれません。

ということで、寒邪の特徴について見てみましょう。

 

・寒邪は陰の性格​

寒邪の性質はもちろん寒冷性です。

症状としては、悪寒、寒がり、手足の冷えなどとして現れます。

また、寒邪は陰の性格をもった邪なので、この邪が盛んになると陽気を損ないます

陽気というのはカラダを温めている気ですから、結局のところカラダを冷やすということになります。

 

・凝る・滞る​

寒邪が陽気に悪影響をおよぼすと、カラダを温める作用が低下し、それと同時にいろいろなカラダのなかを流れている物質を推し進める力が低下します。

そうすると、気や血の流れが悪くなる、つまり滞るわけですね。

そして気・血の流れが悪くなると痛みが生じます

 


不通即痛(通ぜざれば即ち痛む)


 

​東洋医学で痛みの原因としてもっとも重視するのは、この気血の流れが悪い状態のことです。

そして流れを停滞させる原因としては、冷えがもっとも重大であると考えます。

養生の基本に「季節に適った生活」というのがありますが、これは風雨寒暑を避けてその影響を最小限にして暮らすという意味です。

「暑さ、寒さ、風、湿気などはカラダに良い影響を与えないので、なるべく避けるようにしましょう」ということですね。

特に冬はカラダが冷えないように気をつけましょう!

 


寒邪 → 気血が停滞 → 痛む


 

 

・冬以外でも…​

冬以外の季節でも寒邪の影響を受けることがあります。

特に気をつけるべきは夏の冷房ですね。

よく夏なのにカラダが冷えきった方を診ることがあります。

男性はスーツを着込んでいますから、それに合わせてエアコンを設定するとオフィスの中で女性が寒邪にやられてしまうというわけです。

そのほかでは、雨に濡れたり、汗をかいた後などに注意が必要です。

 

​今回はここまで。

次回以降も他の邪気について説明していきます。

 

 

まとめ

本日の内容のまとめです。


・寒邪はカラダを冷やし、気血の流れを停滞させる

・冷えは痛みの最大の原因

・冬だけではなく、夏の冷房や汗をかいた後にも注意が必要


 

★ セミナーご紹介 ★

東洋医学ライフクリエイティブ協会では東洋医学の基礎、発酵、低糖質などの食のセミナーなどを単科で、しかも動画で受講できます。

興味のある方は下記をご覧ください。

単科コースについて

こちらのセミナースケジュールFacebookの告知などもチェックしてみてください。

 

メルマガ始めました!

メルマガのみの内容やセミナー情報などを定期的(ほぼ週に1回程度)お送りいたします。

下記のフォームから登録でできますので、是非ご登録ください。

Back to Top ↑