「東洋医学×分子栄養学」でみる「コラーゲンのサプリでお肌はプルプルになるのか?」

今日はお堅い話から離れて、ネタもの(笑)
「コラーゲンのサプリでお肌はプルプルになるのか?」です。
身も蓋もない結論から先にいうと、なりません!
 
理由を知りたい方は、この先を読み進めてください。
「そんな理由、知りたくもないわ」とか、「お肌は気合!」という方はここで失礼します。
 
コラーゲンはとても大切なものです。
体内でもっとも多い(約3分の1を占める)タンパク質なんです。
もちろんお肌の弾力を保つのはコラーゲンの働きです。
でも、コラーゲンを食べたらコラーゲンになるかというと、そんなことはありません。
 
 
■ 食べたものになったら、逆に大変!?
 
まずは根本的な理由から。
生きものは、食べたものの情報が発現しない単位まで消化してから体内に取り込むからです。
簡単にいうと、食べものが何であれ、それを細かく消化してからあらためてカラダに必要なものをつくり直すわけ。
 
コラーゲンはタンパク質だから、胃酸で分解されてアミノ酸になります。
もちろん、コラーゲンはアミノ酸からつくられるけど、コラーゲンを分解したアミノ酸が必ずコラーゲンになるとは限らないんですね。
そういう意味では、肉なり魚なりからタンパク質を取ればいいだけです。
もちろんプロテインでもいいです。
わざわざ高価なサプリメントを飲む必要はありません。
 
 
■ コラーゲンをつくるには?
 
じゃあ、コラーゲンをたくさんつくるにはどうしたらいいか?
コラーゲンの合成にはタンパク質以外にビタミンCと鉄が必要なので、タンパク質、ビタミンC、鉄をたくさん取ればいいということになります。
もっとも、以前書いたように胃酸の出が悪いと鉄の吸収が悪くなるので、ただサプリで取ればいいという問題ではありませんが。
それと腸内環境が悪いところに鉄を入れるのも、悪玉菌に取られるのでダメ。
 
ビタミンCは誰でも知っているビタミンですけど、誰もが大量に飲んでいい唯一のビタミンかもしれません。
これが足りなくなると壊血病になります。
はじめは歯茎から出血し出し、ついには死んでしまう病気です。
 
細胞をつなぎ合わせているコラーゲンがビタミンCの欠乏のためつくれなくなるのが原因です。
必要量は1日100mgとかなり少ないので普通はそれほど心配はありませんが、ストレスでかなり消費されるビタミンです。
 
 
■ 糖化ストレスの方が怖い!!
 
コラーゲンを増やしてプルプルお肌にするつもりで飲むサプリで、じつは怖いのは糖化ストレスです。
聞きなれない方も多いかもしれませんが、ゼリーやドリンクタイプのコラーゲンの場合、飲みやすくするために糖類がかなり含まれていることが多いんです。
すると糖化ストレスという問題が起こります。
 
どういうことかというと、体内に入った余分な糖がタンパク質と結びついて糖化産物になります。
それが血管や細胞を傷つけ、肥満、糖尿病、動脈硬化などの引き金になるんです。
ついでに、皮膚や骨のコラーゲンも糖化ストレスによって変質して脆くなるともいわれています。
これじゃ、踏んだり蹴ったりですね。
 
 
■ 翌日にプルプルはありえない!
 
それからよく「コラーゲンたっぷりの●▲を食べたから、翌日はお肌がプルプル♪」とか書いてあるけど、それもあり得ません。
大前提として肌のターンオーバーはほぼ6週間で、身体の部位や年齢、肌の状態によっても異なります。
ということは、頑張ってコラーゲンの元になるものを食べても、お肌が入れ替わるのに最低でも1ヶ月半近くかかるわけですから、翌日プルプルはないんです。
とっても残念なんですけど…。
 
やはり、美容や健康は一日にしてならず、です。
日々の努力を怠らないようにしましょう!
 
 
■ 東洋医学的にはやはり大腸!
 
東洋医学の話がまったく出てきていないのに気がついてしまいましたので、最後にあわてておまけ。
東洋医学的にお肌の状態をよくしようとしたら、どうすればいいのか?
お肌と関係が深いのが肺という臓。
 
肺は呼吸器なので、正しい呼吸とキレイな空気が大切です。
呼吸については過去に一生懸命書いたブログがあるので、下記を参照してください。
 
 ※要点だけでいい方はそのその7のみを読んでください
 
前回のバランスの話ではありませんが、お肌の潤いという意味ではカラダの内外の水分バランスが大切だと感じています。
皮膚の内側に水分が多いと、皮膚の外側は水分が少なめ(カサカサ)になります。
逆に体内に余分な水分がない状態になれば、皮膚には十分な潤いが戻ります。
このバランス、面白いでしょ?
 
では体内に水分を溜め込むものは何か?
答えは糖質です。
糖尿病とかがないのなら、そこまで極端に糖質を制限する必要はないとは思いますが、取りすぎると浮腫むと思っていいですね。
 
それと、東洋医学的にお肌に関係あるのは、やはり大腸です。
先ほどの肺と大腸は表裏関係といって、とても関連が深いんです。
ですから、お肌のためにも腸活が大事ということです。
 
今回はここまで。
 

(告知)
東洋医学×分子栄養学でカラダを整えるルール」というセミナーをやります。
日時は10月5日(土)と11月17日(日)の 11:00~13:00(2回とも同じ内容です)
興味のある方は、ご参加ください。

「東洋医学×分子栄養学でカラダを整えるルール」詳しくはこちら 
Back to Top ↑