ビタミンCを取るとお肌は白くなるか? by 東洋医学×分子栄養学

今回もネタ系の連投です。
 
「色の白いは七難隠す」といいます。
「私に七つも難があるわけないでしょ!」というあなたも、お肌を白くするためにビタミンCのサプリメントを飲んでいるかもしれません。
 
そんなあなたのために、分子栄養学的にビタミンCで美白になるのかを考えてみます。
今回は微妙なお答えになっていますので、是非とも最後までお付き合いください。
 

■ そもそもビタミンCとは?

あの酸っぱいアスコルビン酸のことです。
それからビタミンとは、難しくいうと生存や生育に必要となる微量栄養素のことで、体内で合成できないものです。
つまり、カラダでつくれないけど大事なもの
 
イヌはビタミンCを体内でつくれますので、イヌにとってはアスコルビン酸はビタミンではないことになります。
ちなみに、ビタミンCをつくれないのはヒト、類人猿、モルモット。
 
AとかBとかCとかというのは発見された順番でつけられたので、取り立てて意味はありません。
それから、ビタミンCが欠乏すると壊血病になるというのは、前回書きましたね。
コラーゲンをつくるのにはビタミンCも必要でした。
 
ビタミンCが不足すると、コラーゲンがつくれなくなって、血管が脆くなって、出血が止まらなくなって、最後は死に至ります。
壊血病の症状は、疲労倦怠、いらいらする、顔色が悪い、皮下や歯茎からの出血、貧血、 筋肉減少、心臓障害、呼吸困難などいろいろです。
 
まあ、基本的に普通の食生活では欠乏症になることはまずありませんが、年齢とともにビタミンCの血中濃度が下がる傾向にあり、お年寄りには不足気味の方がそれなりにいるようです。
 
 

■ ビタミンCはカラダのどこに多いか?

ビタミンというのは、体内の組織によって濃度が違うんです。
ビタミンCの濃度がいちばん高い臓器は副腎で、血液中の約150倍の濃度で存在します。
次に多いのは白血球で、濃度は約80倍です。
 
例えば慢性疲労があったりすると、副腎でのビタミンCの需要が高まります。
また風邪を引いていれば、白血球でのビタミンCの需要が高まるわけです。
よく「風邪の予防と治療にビタミンC」といわれますが、こういう理由からです。
個人的には葛根湯よりよく効く気がします(笑)
 
一般に、栄養素が高濃度に存在するところほどその栄養素の需要量が多くなり、栄養素を摂取したときに優先的に使われます。
ということは、慢性疲労状態や風邪のときには、ビタミンCはそちらで優先的に使われてしまうわけです。
 
ビタミンCは副腎、脳、水晶体(ビタミンCは水晶体の濁りを止めるので白内障の予防に効果的)、白血球などに高濃度で存在し需用量も多いとされていて、皮膚の美白に効果を発揮するのはいちばん最後といいうことになります。
つまり、カラダの他のすべてが健康ではじめて、ビタミンCは美白に使われるということです。
その最適量が人によって違うのは当然のことです。
 
 

■ ビタミンCの必要量を簡単に知る方法

ビタミンCの必要量を簡単に調べる方法があります。
 
サプリメントのビタミンC(1000mgのもの、つまりレモン5個分)を1錠ずつ1時間ごとに飲んでいきます。
もちろん人によって違いますが、必要量に達すると余ったビタミンCによってお腹が少し緩くなります。
つまり下痢をするということです。
 
まさにその量がざっくりとビタミンCの必要量ということになります。
ということは余りは美白へと使われるかも?
下痢をするので、くれぐれも自宅で、時間のあるときに試して見てください。
 
ビタミンCは抗ストレスビタミンでもあるので、ストレスがかかっているときは必要量が増えたりしますし、病気で白血球が活躍しているときにも必要量が増えて、下痢をするまでの量が増えます。
 
下痢するほどビタミンCを大量に取って、大丈夫なのかと不安になっている方もいるかもしれません。
確かにビタミンには過剰症があったりしますが、ビタミンCは広い摂取範囲で安全と考えられているので、厚労省も耐容上限量は設定していません
 
ついでに厚労省の必要推奨量は100mg/日で、これは壊血病を防ぐためです。
ただし、喫煙者や授乳期・妊娠時などは必要量が増えるということも知っておいてください。
 
 

■ ビタミンCの多い食べ物

野菜や果物全般に多く含まれています
ちょっと注意してもらいたいのは、保存の仕方でビタミンCは活性を失うということです。
活性を失うというのは、簡単にいうと効きが悪くなるということ。
 
グリーンピースは冷蔵庫で1日に約4%のビタミンCを失うといわれていますが、室温ではそれが約12%に上昇します。
また、酸性度が高いほど、寒いほど、湿度が高いほど損失量は少なくなるといわれているので、野菜や果物はなるべくジプロックなどにいれて乾燥を防ぎ、冷蔵保存するのがいいでしょう。
それと、ビタミンCは熱に弱いので、煮炊きによって約50%も損失し、さらに湯の中に流出してしまう傾向があるので、調理法にも注意が必要です。 
 
 

■ まとめ

ビタミンCは、ほとんどの人がサプリメントで取っていい唯一のビタミンだと思います。
必要となる量は、人によって、そのときの健康状態やストレスによって変わってきます。
 
ちょっと取っただけでも美白に効く人もいれば、いくら取ってもお肌になんの変化も現れない人もいるということです。
 ということは、お肌のためにはカラダの健康が不可欠ということになります。
ちなみにヤギは、健康なときは体内で13gのビタミンCをつくっていますが、病気になるとなんと100gもつくるそうです。
 
東洋医学はカラダ全体のバランスを重視します。
バランスのいいカラダは、ビタミンCが美白に使われやすくなると考えることができます。
だからこそ「東洋医学×分子栄養学」を推奨しています(かなりこじつけっぽく東洋医学を追加してみました)。
 
興味のある方は、東洋医学ドックを受けてみましょう(笑)
 

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