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妊活に必要な栄養 その1

私は、鍼灸治療に併せて分子栄養学で患者さんの食事指導などをしています。
もちろん妊活中の方にも、普通の患者さん以上にしっかり食事や栄養の指導します。

そこで今回は、妊活に必要な栄養について書きます。
妊活に必要な栄養素はいろいろあるので、とても一回では終わりません。
ですから「その1」です。

以前のブログ「簡単な方法から始めましょう!」のなかで、タンパク質の大切さを書きました。
これは、大前提になります。

タンパク質は、水分を除いたカラダの半分くらいの原料です。
これがないと皮膚や髪の毛だけでなく、ホルモンや消化酵素だってつくれなくなります。

鉄が足りないとエネルギーがつくれません。
前回の「卵子とミトコンドリアの深い関係」にも書きましたが、卵子にはすごくエネルギーが必要です。

さらに鉄は、コラーゲンの材料です。
コラーゲンが妊活に必要な意味は、粘膜のクッション
つまり卵子のベッドをふかふかの居心地が良い状態にするのに必要な栄養なんです。

ですからタンパク質と鉄は妊娠には必須の栄養素です。

かつお節やじゃこ、卵などのトッピングで少しでもタンパク質を摂る工夫をしましょう!
基本的には、毎食動物性のタンパク質(肉や魚)を取り入れましょう!

でも、以前書いたように本当に「必要な栄養は人それぞれ」なんです。
「これ摂っとけば妊活は大丈夫」なんてものはありません。

摂っていないから足りないのか、
それとも吸収するための消化酵素が出ていないのか、
あるいは食事や生活のせいで特定の栄養素が消耗しているのか、
それぞれ理由が違うからです。

だから、足りない栄養素を摂ればいいっていうわけではなくて、
足りなくなる原因を個別に考えて対策をとる必要があるわけです。

話題を妊活に必要な栄養に戻しましょう(笑)

やっと本日の本題です。
タンパク質と鉄がある程度足りたら、次に必要な栄養はビタミンDです。

ビタミンDは、免疫を良い状態にしたり、骨を強くするとても大切な栄養素です。

最近では、卵巣の予備能や子宮での着床率を上げる効果があるとの報告があります。
ビタミンDが足りないと、低体重の子供が生まれたり、妊娠糖尿病になるリスクが高まるともいわれます。

ビタミンDは太陽に当たると自分のカラダのなかでもつくられます。
日焼けは気になるかもしれませんが、1日15分程度は日光浴をしましょう!

ビタミンDを多く含む食品でオススメはサーモン
他にもイワシやさんま、しらすなどの魚介類のほか、キクラゲや干し椎茸にも含まれています。

ビタミンDの血液中の濃度は測ることができます。
血中濃度が低い場合には、サプリを使うのもひとつの手ですね。

体外受精などをする場合には、事前に血中濃度を上げておきたい栄養素です。

今回はこの辺りで。

t.shimada

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