糖質のメリットとデメリットを「東洋医学×分子栄養学」的に考えてみた

低糖質あるいはロカボが、世の中である一定の評価を得られるようになってきました。
糖尿病の治療食として採用する病院も出てきたとのこと。
 
ですが、東洋医学的にも分子栄養学的にも自分自身の食事をどうすべきかは、はっきり言って個体差がとても重要です。
もちろん食事は自分でしかコントロールできないものですから、ご本人の自覚が大切なのは言うまでもありません。
食べたもの、あるいは消化できたものでカラダがつくられるとするなら、誰にとってもいい食事法というものはないと断言できます。
そこで、各自の状況に応じて選択肢となりうるように、糖質のメリットとデメリットについて考えてみました。
 

■ 糖質のメリット

まずは糖質のメリットから整理して行きましょう。

❶糖質はすぐにエネルギーに変換される

糖質はすぐにエネルギーに変わります。
生み出すエネルギーはそれほど多くはありませんが、手っ取り早く元気になれるのはメリットのひとつでしょう。
 
ただしこのことを逆に考えると、糖質を取りたいというカラダの要求は、他のエネルギー代謝がうまく回らない状態だからとりあえず糖質でエネルギーを取らざるを得ないというまずい状況に陥っている証拠でもあります。
 
わかりやすく言えば、いろいろと栄養が足りないので糖質しかエネルギーとして利用できないということです。
そういうひとは、基本的に無性に甘いものを欲しがります
カラダが求めているからですが、決して健康な状態ではありません。

❷甘味は脾胃(胃腸)を助ける

糖質は基本的に甘いものです。
東洋医学的にいうと、甘味というのは脾胃つまり消化器系を助ける働きがあります
 
また薬膳的にみると、五味のうちの甘味の作用にはいろいろとあります。
まずは補益。これは不足している気を補うことができるという意味です。
次に緩和。これは痛みなどを和らげる作用のことです。
 
ただしここで注意しておきたいことは、甘味とは砂糖を使ったお菓子や甘さたっぷりのジュースのようなものを指しているのではないということ。
五味の甘味とは、お米のように食品が持っている自然でほのかな甘味のことです。
また、薬膳の考え方では五味(酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味(塩味))はバランスよく取ることが大切だと言われています。
くれぐれも誤解なきように。
 

❸安価である

炭水化物は安いです。
定食屋さんでご飯のお代わりは無料でも、おかずの焼肉のお代わりは無料ではありませんね。
その理由は、ご飯は安いからです。
 
これは米や小麦が主食になった最も大きな理由です。
炭水化物(=糖質+食物繊維)が主食になってから、地球上の人口は爆発的に増えたというのが、何よりの証拠です。
 
それなりにメリットもあるように見えますが、基本的に糖質というのはカラダに必須の栄養素ではないといっていいでしょう。
タンパク質には必須アミノ酸、脂質には必須脂肪酸がありますが、糖質には必須糖質というものが存在しないことからもわかると思います。
 
ただ、糖質を一括りで論じることにはいろいろと問題があります。
糖類は、単糖類(ブドウ糖や果糖など)と二糖類(ショ糖、麦芽糖、乳糖など)の単純糖質と少糖類、多糖類(デンプンなど)の複合糖質に分けられます。
 
単糖類は吸収が早く血糖値を急激に上昇させるので、血糖コントロールのためには控えるべきです。
果糖は他の単糖類とは吸収経路が少し違うのですが、過剰摂取は中性脂肪の増大や肥満をまねくおそれがあるという理由でやはり控えた方がいいでしょう。
 
具体的な糖質の種類についていうと、小麦にはグルテンという難消化性のタンパク質が含まれているので、腸の状態がよくない場合には控えた方がいいです。
乳糖(乳製品に含まれている糖質です)は、ガゼインというやはり難消化性のタンパク質が含まれていること、乳糖を分解する酵素が離乳後に活性が落ちることから消化しづらいということ、カルシウムとマグネシウムのバランスが非常に悪いことなどの理由で控えるべきだと思います。
 
いつのまにかデメリットをいろいろ挙げていました(笑)
あまり取るべきメリットが多くないからでしょうか?
 
このままデメリットに移ると分量が多くなり過ぎる気がするので、糖質のデメリットについては次回にお送りします。
 
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