栄養療法をするときの大前提としてとても大切なこと

現代人が質的な栄養失調状態にあって、栄養素でさまざまな不調が改善するのは確かな事実です。
ですが栄養療法を行うためには、いくつかの大前提があります。
今回から2回連続で、そのことについて考えていきたいと思っています。

■ 栄養素がカラダに入ること

大前提、その1
栄養がカラダに入ること
 
ちょっと考えてみればわかることですが、栄養を取り入れることができないと効果を出すことはできません。
どんなにたくさんサプリメントを取っても、栄養がカラダに入っていかなければ意味がありません。

では栄養が入らないってどういうことでしょう?
まず、食べていなければ栄養は不足します
 
これは簡単ですけれども、実際には意外にできていないことなんですね。
バランスの良い食事って、具体的にどんな食事かわかりますか?
僕が治療しているお年寄りのなかには、ほとんど動物性のタンパク質を取っていない方などもよく見かけます。
 
対策としては、必要な栄養素を食べてもらうようにすればいいだけです。
もちろん、何が足りていないのかは、症状や問診、血液検査などで調べればわかります。

■ 消化・吸収が悪いこと

じつは問題なのは、食べているのにカラダに吸収されていない場合です。
つまり、消化・吸収が悪いということ。
これが非常に多いし問題ですね。
 
食べているのに消化できていないというのは、消化酵素が出ていなかったり、胃腸の動きが悪かったりする場合のことです。
よく「食べたものでカラダはできている」と言われますが、正確には「消化できたものでカラダはできている」んです。
 
では消化酵素が出ないとか、胃腸の動きが悪い原因は何でしょうか?
一言でいえばストレスです。
もう少し詳しく言えば、自律神経のバランスが悪いこと。
さらに言うと、交感神経緊張状態で頑張り過ぎている状態のことになります。
 

■ 消化器系は副交感神経支配

消化器系の臓器というのは、副交感神経が支配しています。
だから、交感神経が緊張している状態ではうまく働かないんです。
もちろん消化酵素も出にくくなります。
喧嘩したり戦闘モードになっていたら、悠長に消化や吸収をしている場合でないのはわかりますよね。
 
食事はなるべく楽しい雰囲気で、好きな人と、ゆったり取るのがいいというのはそういう理由からです。
つまり副交感神経が優位になるような状態で食事をすると、胃腸の動きも良くなるし、消化酵素も出やすくなります。
嫌な事件のニュースを見たり、腹の立つ番組をテレビで見ながら食事をしてはいけません。
何かをしながらではなく、食事自体を愛する人と一緒に楽しむ時間にしましょう。
 
もともと日本人は胃酸の出が悪いし、他の消化酵素も出にくい体質の民族のようです。
ですから余計に、気をつけなければいけないわけです。
 
そうはいっても緊張が取れないタイプの方もいます。
そういう方は、普段から鍼灸やマッサージでカラダをリラックスできるようなカラダにしておくことも大切ですね。
 
次回はこのストレスで減ってしまう栄養素や、それを解消するための方法に書いついてみます。
 

(告知)
東洋医学✖️分子栄養学でカラダを整えるルール
 体表から内側を覗きみることが得意な東洋医学と分子栄養学とをかけあわせ、健康でいるための基本を学ぶセミナーです。

日程:
12月15日(日):残席が少なくなってきています
  1月26日(日):まだお席に余裕があります
時間:11:00〜13:00
 ※遠方の方は、セミナーを録画した動画がFacebookで1ヶ月間見られる受講タイプもあります
受講料:3,800円(税別)
講師:島田 力

お申込みは、東洋医学ライフクリエイティブ協会公式サイトより

東洋医学と分子栄養学でカラダの状態を診察し、必要な食事・生活のアドバイスが受けられる東洋医学ドックのお申し込みはこちらから

「東洋医学×分子栄養学でカラダを整えるルール」詳しくはこちら
Back to Top ↑