栄養療法をするときの大前提としてとても大切なこと(その2 ストレス)

質的な栄養失調状態にあることが多い現代人が、栄養療法を行うためにはいくつかの大前提があります。
前回は栄養素が「カラダに入らない」ことについて書きました。
 
その要点を簡単にまとめると、
・栄養素がカラダに入るためには消化吸収が大切
・消化器系は自律神経のうち副交感神経が支配している
・消化酵素が出ないとか胃腸の動きが悪い原因は、ストレスによる交感神経緊張状態
でした。
 
2回目の今回は、カラダに入らない理由のメインであるこの「ストレス」についてです。

■ ストレスで欲しがるもの

ストレスが強く・継続的にかかることで、人間のカラダはそれに対抗して様々なことをします。
生理学的な欲求もかなり高まります。
結果として欲しがるようになるは、砂糖小麦食品塩分などです。
 
また、どうしても頑張るしかない状態になると、コーヒーやお茶、ドリンク剤などでムリヤリ交感神経を優位にして頑張ってしまうんです。
そうなると、消化吸収にとって大切な胃腸の動きや消化酵素の分泌も悪くなり、栄養がカラダに入らなくなるわけ。
 
ですからこれらをなるべく控えながら、必要な栄養を基本的には食事から取っていきます。
ただし一気にやめるとツラいので、徐々に減らしていくようにしましょう!
 

■ ストレスでビタミンCが大量に消費される

ストレスがかかると、カラダはそれに対抗して頑張るためのホルモンをいろいろと出します。
その代表的なものが副腎皮質というところから放出されるステロイドホルモンのコルチゾールです。
 
分子栄養学的には副腎というのはもっともビタミンCを必要とする臓器です。
ですからストレスがかかると、当然ビタミンCを大量に消費してしまいます。
ビタミンCというのは、脳や白血球などカラダのいろいろなところで使われるとても大切なビタミンです。
ですから、あらかじめキチンと補っておくことが必要なんですね。
 
ストレスによって欠乏する栄養素とそれが多く含まれる食品を下にピックアップしてみました。
ちなみに日本の分子栄養学の先駆者のひとりである三石巌先生は、抗ストレスビタミン・ミネラルとしてビタミンCビタミンEマグネシウムを挙げています。
 
 ・マグネシウム(ナッツ類、魚介類、豆類など)
 ・ビタミンC(果物、野菜など)
 ・ビタミンE(植物の胚芽や種子など)
 ・ビタミンB群(種類によって異なるが肉類、レバー類、野菜類など)
 ・ビタミンA(動物性食品 (とくに肝臓や卵) 、緑黄色野菜や果物)
 ・タンパク質(動物性タンパク質の肉、魚、卵がおススメ)
 ・不飽和脂肪酸(特にオメガ3系)
 
ストレスへの対処はなかなか難しいですが、せめてそのために減ってしまう栄養素は積極的に取りたいものですね。
そして何よりも大切なのは、自律神経のバランス
まずはリラックスできる状況に自分を置くこと。
 
最後にノーベル賞を2つ取った分子栄養学の提唱者ライナス・ポーリング博士の7つの健康法を紹介して終わりにします。
その7つとは、
①睡眠 ②水 ③ビタミン・ミネラル ④糖分を控える ⑤アルコールほどほど+禁煙 ⑥ストレスを避ける ⑦適度な運動
 

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