鍼灸師が分子栄養学を学ぶべき理由について

鍼灸師が分子栄養学を学ぶべき理由について

2019/12/18(2021/8/22 リライト)

東洋医学×分子栄養学
今回は主に鍼灸師の方たちに向けて、分子栄養学(栄養療法)を学ぶべき理由について書いてみました。
分子栄養学には、鍼灸師が使うべきメリットがたくさん詰まったノウハウだと感じています。
鍼灸の流派などに関係なく、患者さんへの治療や食事指導にプラスすることで治療効果が上がり、根本から治すことができるようになります
 
そういう意味で、鍼灸師向けの提言を書いてみました。
この記事を読むと、次のようなことができるようになります。
  • 鍼灸師が分子栄養学学ぶべき理由がわかる
  • 分子栄養学を学んでみたくなる
  • 治療家としてのレベルが上がる(かもしれない)
  • 分子栄養学を鍼灸治療と一緒に使ってみたくなる

この記事を書いているのは島田 力です。

【東洋医学×分子栄養学】ということを提唱して、セミナーやカウンセリングをしたり、ブログを書いたりしています。資格としては、鍼灸師・鍼灸教員免許・臨床分子栄養医学研究会認定カウンセラーです。私の詳しいプロフィールなどはこちらからどうぞ

漢方薬を使えない東洋医学の医者

日本の鍼灸師(正確には、はり師ときゅう師)という資格は、東洋医学(中国伝統医学)に携わる資格としては世界的にみてちょっと不思議な資格です。

もともと中国発祥の伝統医学には、鍼、灸、漢方薬、推拿、気功などが含まれています。
そのなかでも最低限、鍼灸と漢方は治療の両輪と言ってもいいでしょう。

それは例えばアメリカでも韓国でも本家の中国でも変わりません。

日本のように鍼灸のみが独立の資格になっているという例は他にないわけです。
逆に言えば、漢方を使えない東洋医学のお医者さんは、他にはないことになります。

そういう意味で私は、この分子栄養学を鍼灸と組み合わせることで、漢方に代わるものを手に入れることができると思ったのです。

しかも薬と違って、副作用が極端に少ないというメリットまであります。

*標と本

「標と本」という概念は、2千年以上も前から東洋医学の根本部分にあります。
治療においてこれを意識しないというのは、東洋医学という治療を実践していないに等しいといってもいいでしょう。

言い換えると、治療における「本治」(原因に対処する治療のこと)はとても重要です。
対症療法はどうでもいいとは言わないです。
けれど、本治という考え方なしに鍼を刺すことは、鎮痛剤を飲むこととあまり変わらないと私は考えます。

あなたは「私は鍼灸で本治をやっている」と言うかもしれない。
それは素晴らしいことです。
その治療で治って、患者さんは満足して帰宅したことでしょう。
でも、その後のところまで考えなければいけません。
つまり治っていままでの生活に戻るということは、
その病が起こった生活習慣に戻ることを意味するからです。

そしてまた、同じように具合が悪くなるはずです。
病気になる原因にアプローチしなければ、その治療は本治とは言えないのではないでしょうか?

*現代医学の治療

社会は変えられる』という本があります。

現役官僚時代にの江崎禎英というひとが書いた本です。
彼はこの本の中で現代医学と病気の関係についていろいろと分析しています。

もともと現代医学が得意とするのは、単一要因で外因性の疾患(いわゆる感染症)である。

現代病とされる生活習慣病に代表される慢性疾患は、複数の内因性(食事、生活、老化など)の要因による疾患なので、これは現代医学はあまり得意ではない。

現代医学がもともと得意とする疾患は、単一の外因性の要因によるもの。
つまり感染症なのだ。

などと書かれています。

私もその通りだと思います。
上手く治せないから対症療法がメインになっているわけですね。

*生活習慣病

生活習慣が原因の慢性疾患に対する本治は、当然、生活習慣の改善です。
そして生活習慣のメインは食です。

さらに指導の内容は、これまた当然のように個別性と細かいフォローが大切になります。

東洋医学をやっているものにとっては完全に常識ですが、ひとはそれぞれカラダの状態が異なります。
だから、すべての人がこれを食べれば健康になるという食事はあり得ません。

食のどこに問題があって質的栄養失調に至ったのかという原因の特定と、そこへの対処が必要になるわけです。
単純に足りない栄養素を補えばいいという問題ではないんです。

足りなくなる理由を考えなければいけないということ。

*鍼灸治療の特徴

そこで我が鍼灸治療の特徴について少し考えてみましょう。

まずいちばん良いところは、カラダ全体を診るという視点です。
栄養素の欠乏のサインはカラダのいろいろなところに出ているので、治療しながらそれを見つけやすいわけです。

バランスを整えるという治療の方向性もメリットのひとつです。

もちろん、そこで使われる虚実や寒熱という概念がとても重要です。
西洋医学にも、そして分子栄養学にも、こういった概念がほとんどないのでとても大切な部分です。

さきほど書いたように、慢性疾患の代表である生活習慣病は、多因子が原因となっています。
原因がたくさんあるということは、ひとつひとつに対処しずらいことを意味するんです。

となると、全体のバランスを整えるという方法がとても役に立ちます。


また鍼灸が担当するのは、内科、整形外科、耳鼻科、泌尿器科、婦人科、精神科、小児科など広く各科にわたっているというのも、特徴のひとつです。

そのことでいろいろな視点が備わりますから、専門に分科しているよりも総合的に患者を診ることかできます。

物ごとを分析的に見る視点はもちろん大切です。
ですが、全体は分析した部分の総和以上のものだという意識は、欠くことができません。


さらに、詳細な問診が得意(であればという条件付きですけれど・・・)であるというのもとても使える特徴です。
法律的にいえば、医師以外のものは「問診」をしてはならないことになっています。

鍼灸師は限定的に医師の診療範囲の一部を許されている資格ですから、もちろん問診をしっかりすることができます。
これは、栄養的な問題点および根本原因を突き止めるためにも、とても重要な道具です。


以上を総合して考えると、鍼灸は栄養療法を合わせて行うことで生活習慣病の治療にさらに適した治療法になりうると言えるわけです。

ただし問題となるのは、その組み合わせ方です。

私自身の臨床の中で、試行錯誤しながら「東洋医学×分子栄養学」を構築してきました。


その辺りについては、少しずつこのブログにも書いていきたいと思っています。

いかがでしたでしょうか?
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同じ内容でブログも書いているので、こちらも読んでみてくださいね。
 ・鍼灸師が分子栄養学を学ぶべき理由について

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