自分の食事を薬膳的に見直す基本について学ぼう!

いつも書いているように、栄養の偏りをなくすことは様々な病気の予防になります。
また、病気を治すことにもつながります。
 
なんといっても、栄養素だけで統合失調症を治したことが分子栄養学の始まりといってもいいんですから。
そのためには、分子栄養学的にみて足りない栄養素を補うことや、それが足りなくなる理由を突き止めて改善することなどが大切です。
 
ですが、分子栄養学にも欠けている要素があります。
それは五味と五性だと思います。
 
これ、東洋医学の食事指導、つまり薬膳の考え方の一部です。
今日はこのことについて少しみていきましょう。
 

▪️五味と五性

五味は味がカラダに対して持っている作用のこと。
例えば、酸味はカラダを引き締めたり、汗などを抑える働きがあるという考えです。
 
一方、五性は食べ物のカラダの寒熱(カラダを冷やすか温めるか)に対する影響のこと。
食材によって、カラダを温めたり冷やしたりする性質が異なるということです。
例えば、カニはカラダを冷やすけれど、エビは温めるというようなこと。
 
特にこの寒熱という概念は、ちょっとした不調から脱するためにはとても重要な部分です。
カラダが熱を持っている人に温める食材をたくさん与えると、当然のように体調は悪化します。
こういう視点を欠いた食事療法は、片手落ちというべきでしょう。
 

▪️カラダの熱

ここでカラダの熱について考えてみましょう。
まず「熱」といって思い浮かべるのは、体温ですよね。
西洋医学では37℃を超えたら発熱というのが、基本ですから。
 
でも東洋医学では外に現れてくる熱だけを対象にしたりはしません。
体温計で37℃を超えなくても、カラダの内側に火照りのような感じの熱感がある場合も病ととらえます。
 
他覚的な熱だけではなく、自覚的な熱も「熱」ととらえるということです。
それ以外にも、外側が冷えているのに内側が熱を持っていたり、上が熱いけれど下が冷えていたりと、カラダにおける寒熱というのは37℃を基準にして高いか低いかといえるほど単純ではありません。
ここが東洋医学の面白いところなんですね。
 

▪️食材で考えてみよう

具体的な食材で考えてみましょう。
日本人の主食といわれるお米の五性と五味をみてみましょう。
 
お米の五味は甘味です。
噛んでいるとほのかに甘味を感じますね。
 
東洋医学的にいうと、甘いという味はカラダに対して補益緩和という効果があります。
補益とは気を補って元気にすること。
緩和とは緊張を緩めるという意味で、それによって痛みなどを軽減することにもつながります。
 
お米の五性は平です。
つまり温めも冷やしもしないということ。
主食としてよく食べるものが、熱や冷えに偏っていると困りますよね。
そういう意味でも、主食としては適しているのかもしれません。
 
ちなみにもち米の五性は温です。
もち米は基本的にハレの日の食べ物ですから、カラダを温める効果がピッタリな気がします。
 

▪️糖質

低糖質食をしているので、お米はあまり食べない方もいるかもしれません。
糖質という点では、もち米の方がうるち米より血糖値が上昇しやすいといえます。
 
水分の保持力が高く、冷めると固くなって血糖値を上昇させにくいアミローズという成分の含有率が、うるち米の方が非常に高いんです。
 
糖質という意味では、血糖値の乱高下に振り回されないようにするには、お米は自然に冷えた状態のおにぎりなどで取るのがいいんですね。
お米のデンプンは、冷えるとレジスタントスターチ(難消化性デンプン)に変化するため、小腸までで吸収されづらくなり、血糖値を上げにくくなります。
 

▪️玄米

食べる際に、お米を精米するかどうかは難しい問題です。
確かに玄米は、精白米に比べてビタミンB1やミネラル、食物繊維を多く含んでいます。
 
ですが、胃腸があまり丈夫でない方にとっては、消化に負担がかかるというマイナス面もあります。
いずれにしても、お米を食べるときはよく噛むことが大切です。
 
今日はこの辺りで。
 
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