これ、まだ常識だと思っていませんよね?

今回は、食についての誤った常識について書いてみます。
というのも先日来、医師の食に関するアドバイスがあまりに古い情報に基づいていたり、患者さんが信じ込んでいる誤った知識などを立て続けに目の当たりにして、とても驚いたからなんです。
 
ですから、「これ常識だよね」と思われるようなことでもあえて書いてみることにしました。
今回は油系のことについてです。
もしご自分の常識と違っていたら、すぐに改めたほうがいいと思います。
 

▪️サラダ油はカラダに良い?

油の取り方についても、各種栄養素と同様に人によって異なるのは確かです。
質的な栄養失調に陥っていたとしても、何が足りないのかは個体差が大きいんです。
 
ですがオメガ3系とオメガ6系のバランスはすべての人にとって、とても大切です。
前者が炎症を抑制するのに対し、後者は炎症を増長するからです。
 
ちなみに日本人の平均摂取量を調べてみると、圧倒的にオメガ6が多い(1:4.4)というのが現状です(2016年国民健康栄養調査)。
オメガ3:オメガ6の理想的な割合は1:1だといわれていますので…。
 
もちろん炎症というのはとても大切なシステムですけど、それは急性の炎症についてのお話。
慢性的に炎症がダラダラ続くと、様々な悪影響がでます。
しかも自覚しずらいところがまた問題です。
 
上咽頭炎や副鼻腔炎、歯周病、胃のピロリ菌感染、脂肪肝、腸内の炎症など、挙げるとキリがありません。
最近では、脳の炎症でうつ病が起こるとまでいわれています。
いままでにも何度も書いていますが、炎症は栄養療法を邪魔する最大の要因といってもいいでしょう。
 
いわゆるオメガ6系に属するいわゆるサラダ油を「健康にいい」と信じている人が多いのは、先進国では日本だけなのが現実です。
 
さらに、オメガ3系の油は細胞膜を柔らかくします。
細胞膜が柔らかいと、脂溶性のビタミンが細胞内に入りやすくなります。
 
オメガ6は逆に細胞膜を硬くしますので、ビタミンA、D、E、Kなどの脂溶性ビタミンがうまく使えなくなります。
サプリでいろいろ取っているのに使えていない人って、結構多いんですよね。
 

▪️バターよりマーガリンが健康的?

油の問題でいえば、トランス脂肪酸は絶対に取ってはいけない油です。
これは細胞の膜を強固にしてしまいます。
オメガ6どころの騒ぎではありません。
 
マーガリン、ショートニングなどに多く含まれています。
先進国の中では表示義務のないのは日本くらいでしょうか?
 
ですが、「バターよりマーガリンの方が健康にいい」と信じている患者さんは結構います。
さすがにビックリしてしまいます。
 
もっとも、かなり騒がれたことで中にはトランス脂肪酸の含有量の少ないマーガリンが出てきたようです。
人工的に水素を部分添加した油脂を使ってつくられたマーガリン、ファットスプレッド、ショートニング、それらを原材料に使ったパン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子、揚げ物などに、トランス脂肪酸が多く含まれているので気をつけましょう。
 

▪️卵を食べるとコレステロールが上がる?

一昔前までは「卵はコレステロールが上がるからあまり食べてはいけない」といわれていました。
しかし、これは医学的には全くの間違いであることはいまや常識です。
 
もともとコレステロールの8割は体内(肝臓)で作られており、体外からコレステロールが入ってくるとその量を調節しているので、食品からのコレステロール摂取でコレステロール値は上がらないんです。
 
しかも、コレステロールは増えすぎたブドウ糖が傷つけた血管の壁を修復するために集まっているのであって、動脈硬化の原因ではありません。
日本ではLDLコレステロールは悪玉と呼ばれ、動脈硬化の原因とされてきましたが、その考えは間違いであることがわかってきました。
 
逆にLDLコレステロールは、脂肪の消化に必要な胆汁酸、ストレスに対抗するためのホルモンであるコルチゾール、生殖や妊娠に必要な性ホルモン、骨を強くするビタミンD、エネルギー代謝に欠かせないCoQ10などの材料になっているため、とても大切なものです。
 
卵については、プロテインスコア100点満点で、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラルが豊富な完全栄養食品であり、優秀な動物性タンパク質です。
注意するとしたら、食べ続けることでのアレルギーくらいなので、3日食べたら1日休む程度でいいと思います。
 

▪️油を取ると脂肪になる?

前にもちょっと書きましたが、人間のカラダはそれほど単純ではありません。
その論理なら、牛肉を食べたら牛になることになってしまいます(笑)
 
食べたものは、その元になっているものの性質がない状態まで分解されてから、カラダの各部位に振り分けられます。
もっとも、東洋医学には「以臓補臓」という言葉があって、肝臓が悪ければレバーを食べなさいといいますけれど…。
 
脂質というのは、細胞の膜を作っています。
人体にとって最も大切だとされる脳の水を除いた重さのなんと60%は脂肪なんです。
ですから、どういう脂肪を取るかはダイレクトに脳の機能に影響するわけです。
 
さらにいえば、細胞膜の柔軟性は栄養素の吸収にとても大きく影響します。
ですから、良い脂肪を取りましょう!
 
書き始めたらちょっと長くなってしまいました。
皆さんの常識と合っていたでしょうか?
何を食べるか次第で、かなり健康が左右されるということを知っておいてください。
 
 
受講生募集中!
遠方の方は動画受講もあります
 
もっと詳しく学びたい方向け
★東洋医学×分子栄養学【2Days 基礎セミナー】 リアル受講は残1名となりました!
日時:2020年2月23日(日)・24(月・祭)10:30〜16:15
お申し込みはこちらから
動画受講は人数の制限はありません
 
認知症に対応した往診を始めました!
詳しくはこちらから
 
★気流LABOのLINE@へご登録ください!
セミナー・施術情報などをお送りします
友だち追加
Back to Top ↑