知らないうちに青タンができているあなた、それって●●が不足しているからかも?

よく、こんな患者さんに遭遇します。
「どこかにぶつけた覚えもないのに、しょっちゅう青タンができるんです」。
これって、タンパク質ビタミンCのどれかが足りていないのかも!?
 
じつは、この3つの栄養素からつくられるのがあの「コラーゲン」です。
コラーゲンは皮膚や骨、血管などをはじめとする身体や臓器の枠組みを保つとても重要な役割をしています。
コラーゲンが足りなくなると、骨がもろくなり、血管が壊れやすくなり、肌の状態も悪くなります。
 

*壊血病

まずビタミンCから説明しましょう。
厚生労働省が5年ごとに出している「日本人の食事摂取基準」によると、ビタミンCの成人の推奨量は100mg /日となっています。
普通の食生活で足りなくなる人はまずいません。
 
「ビタミンCは、皮膚や細胞のコラーゲンの合成に必須である」とも書かれています。
ビタミンCが欠乏すると、コラーゲンの合成ができなくなり、血管がもろくなり、出血傾向になって、壊血病という病気になります。
 
壊血病の症状をあげると、倦怠感イライラ顔色が悪い皮下や歯茎からの出血、貧血、筋肉の減少、心臓障害、呼吸困難などです。
あの大航海時代に、船乗りたちがビタミンC不足によってこの壊血病になり、200万人もの死者を出した話は有名です。
 
どこかにぶつけた覚えのない青タン。
これってもしかするとプチ壊血病かもしれません。
 
東洋医学ではこのような状態のことを血瘀とよびます。
血の流れが悪いということです。
 
皮膚もサメ肌になります。
確かにコラーゲンの足りない方の肌はスベスベしていませんね。
 
ところでビタミンCには、風邪を予防する効果があるともいわれています。
と同時に、このビタミンは過剰症を気にする必要がない唯一のビタミンでもあります。
 
なるべくなら、1日に1000mg×3(吸収率の問題で最低3回に分けるべきです)は取りたいものです。
 

*タンパク質

タンパク質は、三大栄養素のなかでもカラダを構成するという意味ではもっとも大切なものです。
コラーゲンというのはタンパク質の一種なので、これがが足りなくても、もちろんコラーゲンは不足します。
 
摂取の目安となる量は、体重1kgあたり最低でも1gといわれます。
ここで注意するべきことは、例えば鶏肉1gはタンパク質1gには相当しないということです。
 
鶏のもも肉100gあたりのタンパク質量は約19gです。
ということは体重60kgの人が1日に取るべきタンパク質量は60gですから、鳥のもも肉だと315g取る必要があることになります。
 
ちなみにプロテインで換算すると、よくついてくるスプーンは20cc。
20ccの重さは約8gになり、プロテインに入っているタンパク質量はだいたい90%なので、20ccでは8×0.9=7.2gということになります。
 
ただし、タンパク質は消化吸収力が大事なので、胃酸の出が悪かったり胃の弱い方は、そちらのケアが最優先になります。
 

*鉄

上述の「日本人の食事摂取基準」によれば、成人の鉄の推奨摂取量は閉経前の女性は11mg/日、閉経後の女性が7.5mg/日、男性は6.5mg/です。
日本人の閉経前の女性の大多数は鉄不足だというデータがあります。
 
鉄は吸収率が悪いミネラルです。
最近の研究では、吸収率はヘム鉄が50%、非ヘム鉄が15%といわれます。
 
ヘム鉄というのは、タンパク質と結びついている鉄のことです。
ただし、鉄が不足しているからサプリで取りましょうとか、サプリで取るならヘム鉄だと言いたいわけではありません。
 
それでは本質的な問題解決にならないからですね。
吸収できない理由のひとつに胃の問題があります。
 
日本人は、もちろん個人差がありますが、胃が弱い人が多いんです。
胃酸がちゃんと出なかったり、胃の動きが悪かったりすると、ミネラルの吸収は極端に落ちます。
 
ですから、いつも書いているとおり、胃酸を助ける食べ方をしましょう。
それでもダメなら、まず消化酵素をサプリで補いましょう。
ということになります。
 
結局、青タンができやすいあなたがするべきことは、胃酸を助ける食べ方や消化酵素の助けを借りることです。
 
胃酸を助ける食べ方については、こちらの記事をお読みください
 
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