ほんとうの自分の干支を知っているひとは意外に少ない?!

2015/12/21(2020/12/7更新)

ほんとうの自分の干支を知っているひとは意外に少ない?!

陰陽五行とちょっと面倒でむずかしい話が続いたので、今回は少し脱線することにしました。

といっても全く関係のないことを書いても仕方がないので、陰陽と五行が使われていてそれでいて身近な話を取り上げることにします。

干支”についてです。
 
この記事では、
という方たちに向けて、なるべくわかりやすく書いていきます。
 
島田 力

この記事を書いているのは島田 力です。

【東洋医学×分子栄養学】ということを提唱して、セミナーやカウンセリングをしたり、ブログを書いたりしています。
資格としては、鍼灸師・鍼灸教員免許・臨床分子栄養医学研究会認定カウンセラーです。

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1.ほんとうの自分の干支を知っているひとは意外に少ない?!

まず最初に、結論です。
たぶんあたなは、ご自分の正確な干支(えと)を知らないでしょう!
 
正確な干支とは、十干と十二支の組み合わせを意味します。
例えば「丙午(ひのえうま)のようなやつです。 
 
十二支はわかるでしょう!
子丑寅卯……、あれです。
 
十干はわからない方が多いでしょう。
甲乙丙丁……、その続きは知っているでしょうか?
 
干支とは、十干と十二支の組み合わせです
まずは「干支ってなに?」ということについて少し説明していきますね。
 

1−1.“十干”ってなに?

・正式には「十天干」という

十干は正式には「十天干(じゅってんかん)」といいます。
「天」は天地の天、「干」は幹のこと。
幹という字のなかに、干という字が入ってますね。
 
すべて順番に並べてみると、次のようになります。
甲(コウ)、乙(オツ)、丙(ヘイ)、丁(テイ)、戊(ボ)、己(キ)、庚(コウ)、辛(シン)、壬(ジン)、癸(キ)。
 

・十干は、五行と陰陽の組み合わせになっている

この十干は五行陰陽を組み合せてできています。
それを表にすると下のようになります。
 
陽は兄で陰は弟、それぞれ兄を「え」とよみ、弟を「と」と読みます。
干支を「えと」と読むのは、ここからきているんです。
 
例えば「」の読み方を見てみると、五行では木に属し、読みは「き」で、陰陽の陽(兄)だから「え」なので、これを合わせて「きのえ」と読むことになります。
 

その要領で、「」は木の陰だから「きのと」、「」は火の陽だから「ひのえ」、「」は火の陰だから「ひのと」、「」は土の陽だから「つちのえ」、「」は土の陰だから「つちのと」、「」は金の陽だから「かのえ」、「」は金の陰だから「かのと」、「」は水の陽だから「みずのえ」、「」は水の陰だから「みずのと」となるわけです。

ちなみに、パソコンで「ひのえ」と入力して変換すると、候補に「丙」がでてきますが、いまや使うのは焼酎の種類分け(甲類、乙類)くらいしか見当たらない気がします(笑)
 

1−2.“十二支”ってなに?

・正式には「十二地支」という

十二支は正式には「十二地支(じゅうにちし)」といいます。
「地」は天地の地、「支」は枝のこと。
枝という字のなかに支という字が入っていますね。

すべて順番に並べてみると、次のようになります。

子(ネ)、丑(ウシ)、寅(トラ)、卯(ウ)、辰(タツ)、巳(ミ)、午(ウマ)、未(ヒツジ)、申(サル)、酉(トリ)、戌(イヌ)、亥(イ)。
 

・方位や時間に使われていた

十二支は方位や時間に使われていました。
十二支と方位、時間の対応は下の表のようになっています。

ついでに陰陽と五行についても付け加えておきますね。
 
ちなみに午(うま)の刻は11時~13時の2時間。
そのちょうど真ん中だから12時を正午というんです。
ということは真夜中の0時は「正子(しょうし)」というんでしょうか?
 
※東西南北以外の方位について少し解説します
 
例えば、丑の方角は北と東を三等分した北寄りの方向のこと。
だから”北東微北”と書きます。つまり北から30度東です。
北北東は正確に言うと北から22.5度東の方向だから、これとはちょっと異なります。
 
この方角については、恵方巻を食べるときに向く「恵方」についても、ほとんどのコンビニの記載は間違っています。
ちなみに2021年の恵方、つまり福徳を司る神である歳徳神(としとくじん)がいるのは、正確には巳と午の間で、南よりちょっとだけ東の方角になります。
 

・組み合せて年・月・日などをあらわす

十干の最初の甲と十二支の最初の子を合わせると“甲子”となります。
 
これはどこかで見たことがあるはずです。
そう「甲子園球場」の甲子。
 
「こうし」とも読めますが、正式には「きのえね」です。
1924年が甲子の年で、その年にできたから甲子園球場なわけ。
 
つまり正式に「干支」とは、十干の部分と十二支の部分を合わせたもののこと。
だから「干支は?」って聞かれたら、「はい、“きのえね”です」などと答えなければいけないんです。
いけないわけではないですけど、これが正式ってこと。
 
ところで、「ひのえうま」って聞いたことがあるかもしれません。
この年は出生数が極端に下がるので有名なんです。
 
なぜかというと、この「ひのえうま(丙午)」生まれの女性はとっても気性が激しいといわれるからで、女の子を生みたくなくて子供をつくらないらしいです(笑)。
 
例えば阿部定や八百屋お七などが丙午の生まれだとか。

2.これ、知ってますか?

この干支にちなんで、結構おもしろいことがたくさんあるのでいくつか紹介しましょう。
 

・還暦の意味って?

なぜか「赤いちゃんちゃんこ」を着る還暦。
これが何歳のときのお祝い事かは知っているでしょう。
そう60歳ですね。
 
還は戻ること、暦はこよみ、どうしてでしょうか?
いちばん下の表をみれば一目瞭然なはずです。
 
十干と十二支の組み合わせは10と12の最小公倍数の60通りあるんです。
つまり生まれた歳と同じ干支が巡ってくるのが60歳。
だから還暦なんですね。
 
生まれた年の干支がもう一度めぐってくるから、還暦=60歳。

・桃太郎の家来は?

桃太郎の家来をご存知でしょうか?
そう、きび団子につられて鬼退治に同行した動物たち。
キジ、サル、イヌですね。
 
方角と十二支の関係の下の図で見てください。
 
キジは酉で西、サルは申で西南西、イヌは戌で西北西だ。
つまり西方向の3つ。
 
西は前回学んだ「五行」では「金」、つまり金属=鬼を退治する刃物に通じるという意味なんです。
昔話、恐るべし!
 

・鬼門ってどういうこと?

ところで、「鬼門」という言葉をご存知ですか?
そう、あの家相などででてくるあの鬼門です。
 
方角としては北東。
こちらに玄関などをつくらない方がいいといったりするんですね。
鬼が来るから、という理由らしいです。
 
この北東という方角は、五行的には水の北と木の東の間になります。
五行では木はものごとの始まり、水は終わり。
つまり、生と死のはざまを意味するので鬼の世界への門というわけなんです。
 
それから、鬼門の方角を「艮」と書いて「うしとら」と読見ます。
これは十二支の丑と寅の間の方角で、後天八卦という易の世界では「艮」の位置になるからという理由。
 
同じように「巽」は「たつみ」、「乾」は「いぬい」となります。
納得です!
 

3.ほんとうの自分の干支を調べよう!

それでは最後に、ほんとうの自分の干支を調べてみましょう。
下の表が十干と十二支の組み合わせの60通りです。
 
このなかで、自分の干支を探してみましょう。
 
西暦をこの表の番号に変換する簡単な計算方法があります。
 
❶まず十干は (西暦+7)/10の余り を下表でさがします。
 
❷つぎに十二支は(西暦+9÷12の余りを下表でさがします。
 
例)2020年の十干は、(2020+7)÷10・・・7→庚
  2020年の十二支は、(2020+9)÷12・・・1→子
 
よって2020年の干支は表の37番の庚子(かのえね)となります。
来年の2021年は表の38番の丙申(かのとうし)。
 
今回は、東洋医学からすこしズレた内容になりましたが、ご自分の正式な干支にたどりつけたでしょうか?
ただし、正式な干支を他人に漏らすと、正確な生年がバレるので注意が必要です(笑)。
なんといっても60年に1回しかないので……。
 
 下記は、東洋医学の導入篇として読んでおいていただきたい記事です。
リンクを貼っておきますので、暇なときにでも是非お読みください。
 
 
今回の記事のまとめ
この記事を読んで、自分の正確な干支を調べてみてください。
 
・干支とは、十干と十二支の組み合わせ
・十干と十二支は方位や時間などを表すのに使われていた
・干支の組み合わせは60通りある

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