東洋医学ではどうやってカラダを診察するのか?(5)

四診の最初の望診とは、視覚的に観察することで心身の状態を診察する方法のことで、観察する要素としては、神・色・形・態の4つがありました。
 
前々回は「」、前回は「」について学んだので、今回は「」についてです。
 
それでは、はじめましょう!
 

1.なんの形をみるのか?

「形」ですから、もちろんカラダの形の異常を観察するということになります。
ではなんの形を見るのかというと、まずは全体です。
 
『黄帝内経』のなかには「肉が落ち、目がおちくぼみ、動作が衰える」とかなりマズいと書かれていますが、これってどうみても死にそうな見た目ですよね。
 
要するに全体として生き生きしていれば命の問題はないし、かなり弱った感じに見えればかなり危ないということなんです。
でもそれだけでは「形」のお話としてはもの足りないので、もう少し詳しくみていきましょう。
 
 

2.もう少し詳しく・・・

そこそこ元気そうに見えても、じつは病が隠れているという場合は多いわけです。
例えば太っているひと。  
 
まあ、東洋医学は、どちらかというと肥満には対しては寛大な医学ですけれど・・・。
まず、太っているひとにかなりの確率で言えることは、水の停滞があるということです。
 
以前にも書きましたが、東洋医学的には気と血と水はカラダをスムーズに流れていないといけないんでしたね。
 
「流水は腐らず、戸枢は螻さず、動けばなり」
(流れている水は腐らないし、ドアの蝶番には虫が食わない、動いているからだ)
という言葉もあります。
 
ですから水が停滞しているというのはよくないこと。
これが太っているひと全般によくみられるというんです。
 
でも太っているだけで一括りにしては個別性を重視する東洋医学的には芸がないので、それを分類したりもしてみます。
 
例えば、皮膚が白くてツヤがなく、手足が冷えている場合は、カラダを温める気が不足している(これを陽虚といいます)。
皮膚が脂っこくて、カラダが熱い(または暑がり)場合は、カラダに熱っぽさと水の停滞が混じっている。
 
さらに言えば、痩せていて皮膚が乾燥してツヤがなく、ほてりやすい場合は、カラダの水分が不足しがち(これを陰虚といいます)、などとなります。
 
ちょっと複雑ですが、病気ってそんなに単純なものではありませんから。
 
 

3.基本的な形のみかた

それから、基本的な形のみかたとしては、カラダのいろいろなところを観察してみて、形(つまり見た目)に異常がある場合にそれと関連する臓腑の問題として考えます。
 
これは五行(これも以前に書いた東洋医学の基本的な考え方) という視点からカラダを診察・診断するという方法です。
 
例えば爪に異常があれば肝の異常(バランスが崩れている方向性は別に吟味しますが)を考えたり、皮膚の異常は肺、唇は脾というぐあいです。
もちろんこれだけですべてを決定したりはしませんが・・・。
 
ちょっと下の表を参考にしてみてください。
それぞれの行をタテに見ていくのがおススメです。
 
五行
五臓
五体 血脈 肌肉
五官
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 もっと詳しい五行の表を見たい、五行の見かたを知りたいという方は、以前の五行の説明のリンクを下に貼っておきますので見てください。
 
それでは、続きはまた。
 
 

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